昨日の記事が結構な反響があってちょっと驚く。

まぁこの手の実験が大好きなので書いて実行してみるつもりだが、出てきた問題や出て来る問題は都度対処すればいいかなと。「やってダメだったら謝る」の精神でひとつ。イノベーションにはゴメンナサイが付き物なのだ。

一介のメーカー兼バンドマンがなぜこんなにクラウドファンディングとかに固執するようになったのかを今日は書いてみる。

我々がいる美少女ゲーム業界のバブル期は業界的筋にはおおよそ2006年頃に終わりを迎えてまして、10年後の現在は相当冷え冷えである訳です。まぁ原因についてはスマホの台頭や違法アップロード、代わり映えしない作風とかいろいろあるとは思うが割愛。まぁ売上が業界的に落ちたって事です。

思いあたる節も沢山あって、特に申し訳なく、そして嫌だなぁと思ってたのは「特典別による複数買い
今のユーザーは知らんかもしれんけど景気良い時は一人で10本とか購入してた剛の者も沢山いまして、そういう方々に支えられてた部分もあると思います。俺もヲタだから「保存用」「遊ぶ用」で買っちゃうクチなのでコメントするのもアレですが。(最近Fallout4のフィギュアの出来が良すぎて2体目を購入した次第)

で、売上下がると大変な事が起こります。

「資金調達」


である。

メーカーは銀行から借りてるトコもあるけど知ってる限りはごく僅かで、商材の性質上、大体が流通さんから開発資金を借りてる訳です。ソフトが売れないと流通の体力もなくなるので昔売れてた時代だと出てた開発資金も目減りしてくんですな。昔は数千万借りれても今はそんな大盤振る舞いできるトコもめっちゃ減った模様です。開発費ってクオリティーに直結する部分があるからどうしても少ない予算の中でやりくりしてかにゃいけない訳で(まぁ世の物作りは大抵そんな感じですけど)でも、予算がないと削らなきゃいけない部分もある訳で…。悪循環ですなぁ。

数年前まで自分の中で売上下がってるのは違法アップロードのせいにしてました。
そりゃ発売日に1億円近くやられりゃそう思っても仕方ないし、ゲーム作るのやめようと思ってたんですが、よーく考えたりよーく調査をしたりすると前述のように意外に根が深かったりする。

海外の違法翻訳家や違法アップロードチームなんかの連中とコンタクトも取ったんだが、連中の言い分としては「俺らの国で売ってねえんだからしょうがねえだろ」ってのが自分が聞いた中では概ねメインな意見だった。あと日本のバブルも終わってこれから売上少なくなってくだろうから当然海外に視野を向けねばならないし。

じゃあ売ってやろうじゃねえか。


って作ったのがMangagamersである。
設立して10年になりますが、ようやく会員が10万人を突破しました。
沢山のメーカーと沢山の海外スタッフと翻訳サポートチームのおかげで違法アップロードが減ったかどうかはわからないけど、少なくとも海外の販路を作れた。30万人ぐらいいるといいんだけどね。
もはや「ERG」が世界共通ヲタワードになってる感すらある。

いちゃもんつけられる前に書くけど設立して10年でCPや宗教的な部分でクレームを貰った事は一度も無い。ERG紳士は世界中にいるのだ。

で、次。資金調達。
数年前から海外でKickstarterの記事を読んで「なんと我が業界向きのシステムなんだろうか」と感嘆した。突き詰めると「頼む.com」って昔あったサービスの亜流みたいなもんで「製品化する為に先行で販売する新しい形」と同時に「なんかうさんくせえなぁ」と思う所もあった。試しに支援したりたり海外の体験記などを読み漁って自分なりに研究してみた。

いろいろやりたい事を実現する為の便利な仕組み」である同時に「信用の前借り」という結論に達した。
丁度その頃に、日本でもCAMPFIREを始めとするプラットフォームが立ち上がった。
サイトを見たら「Re:animation」のプロジェクトが掲載されてて、すげえ感動した記憶がある。
いわゆる一般的な協賛やスポンサーを集めず自分達で資金調達をして自分達の遊び場を作る。
素晴らしい。素晴らしすぎる!!!俺もやってみてえ!!!

当時、自社で「ゲーム内に登場した二次元のバンドを実際に作ってライブフェスをする」という企画が立ち上がっていた。当初はニコ生で配信予定だったが諸事情により流れてしまい遠方のファンが見れなくなってしまうという事になってしまった。

我がニコ生番組「浅草NOW」でも散々クラウドファンディングの議論をした。本当この議論で得た経験が今も生きてましてありがたい事この上ない。そしてプロジェクトを立ち上げ無事にライブDVD&BD&5.1chという今となってはおいそれと作れない物が出来上がった次第です。

その後10案件程やって累計1億円以上の調達をしました。失敗した物もあるけど概ね成功を収めまして「クラウドファンディングによる資金調達」のコツみたいなのを自分なりに解釈できた訳です。

前述の通り、この先自分がいろいろとERG作ってエンターテイメントする為に必要な要素の「海外販路」そして「資金調達」これについてなんとなーくだけど光明が見えた感じ。

俺が考える今後の流れはこんなのを想定してます。

・死ぬ気で稼いで体験版レベルの物は作る。
素材が足りなかろうが、声が入っていまいが良い。お客さんが本気で「面白そう」「続きが見たい」と思える物を体験版レベルで提供。

・その後クラウドファンディングをかけてみる。
失敗したら「求められてない」「足りない」など想定してない要素がある訳でそれを見極めれる。後メーカーとして損切りもできるわな。キャラデザのイラスト数点と設定だけで何千万も引っ張ろうとするトコあるけど俺は違うと思う。(ゲームのジャンルにもよるけどさ)少なくとも体験版レベルまで作ってみて「これ続きやってみたくね?」ってのが良いと思う。自分がゲーム制作で案件出す時はそうすると思う。

・販売は日米中同時に。
steamとMangagamersでDL販売。
パッケージはクラウドファンディングのリターンに組み込む。後ごく一部の頑張ってる店舗さんで販売して頂く。値段は2000〜3000円ぐらいの間。もう8800円って時代じゃねえとは個人的に思う。
過度な店舗の特典競争に乗るのももう飽きたし嫌だし。

ってのが理想かなと。
すでに上記の流れを組む動きを見せてる挑戦的なメーカーもいたりして、すげえなぁと思いながら見てますが、自分がこの数年で出した結論はこんな感じで出来たら、流通の訳わかんねえ時流を見ない意見とかに振り回される事なく、自分達が面白いと思うものをオウンリスクで挑戦する環境ができるんじゃないかなぁと。やっぱ開発費の借入ってようは借金だからね。大博打な訳よ。

30歳で独立してOVERDRIVE作った時に40代の業界の先輩にめっちゃお世話になってまして、じゃあ自分が40代になった時に何ができるのかな?と思ってたんですが貸す金も売れる為のノウハウもないけど、冷え冷えな業界になってるけど、それでも生き残る為の沢山の方法の一つとして選択肢作れるように頑張るつもり。まぁ業界の為っていうか自分の遊び場作る為だけどさw

販路やルートを開拓しても結局はそこに何を乗せて届けるかって話なので、結局はコンテンツやゲームの中身が一番重要なんだけどな!

後儲かってる所はこんな事せんでもいいと思います。別に無理に使う方法論ではないと思うし。
あくまで「やりたい事を実現させたいけど金がない人の方法」なので儲かってるトコは別にいいんじゃね?

という訳でちょっと良い寿司屋に行ってカウンターでビビらず注文できるぐらいは儲かりたいなぁ!
そういう良い店はツナ軍艦とか無いからここ最近行ってないのに気づいた。ツナ軍艦最高!!





<お知らせその1>
◯milktubM25 -TOKYO-のライブDVDプロジェクトを今週金曜夜から開始します。

オープニング作ってみました。
https://youtu.be/1zN9hl2_vJ4

あとニコ生で配信してたVerと編集を新たに起こしたのでこちらもチェックしてみてね。
https://youtu.be/frZd_XwP1cs

<お知らせその2>
来週オバコレの決算セールやります。2日限りで最大50%OFFの在庫放出セールです。

デッドストックや交換対応用にキープしてた物を一斉放出!
オバコレ同様に特典もつきますんで是非!(本音:税金払いとうないんや…)

<お知らせその3>
11月のアコギ行脚の石川公演が決定しました!11/19です。
詳細は後日明らかに!久々に宇宙軒が食える!!!やったあああああ!!!

M25ツアーも終わりまして、年末や来年にかけての仕込みと言いましょうか、いろいろな案件に忙しく明け暮れております。変わった近況トピックと言えばクラウドファンディングで有名な「株式会社CAMPFIRE」 という会社があるんですが、そこの顧問キュレーターになりました。いろんな案件のアドバイスをしたり社内でアイデア出したりするのがメインになりますが。肩書きが増えると同時に「また何屋だかわかんねえ人になったなぁ…」と思う事が増えた次第。

そんな訳で先日無事に終了した ニューロティカ先輩とのインタビュー記事を貼る。

http://realsound.jp/2016/09/post-9076.html 


ここでも言うてるようにクラウドファンディングの使い方をちょいと変えるような事にも挑戦してみたい。

先日のニコ生(浅草NOW)でも言うたんですが、松戸の森のホール21を借りて地元でライブをやろうと思ってます。やろうと思ったきっかけは現在のアニソン業界のチケットの高価格設定。だいたい5,000円〜8,000円ぐらいが相場じゃね?今って。オーガナイズ側でもあるのでその値段設定に何の疑問も持たなかった訳です。だってその金額がかかる理由がわかるから。

んで先日友人の息子兄弟が中高生でして話をする機会があったんだけど、アニソンとかゲーソンとか大好きなんだけど、チケットが高かったりしてバイト代や小遣いだけだと相当キツイので中々見たいと思っても見れない!という意見をもらった。

なるほどなぁと。大体のイベントの年齢層って細かく調べた訳じゃないけれど、まぁ大体が大学生より上なイメージではある。でも興行コストもかかるのもわかる訳で。

そこでアイデアが閃いた。

早速、松戸市役所の国際観光課に行き色々事情を話した。市のイベントにしてもらえれば補助金出るかもしれないと思って。んで松戸終わってそのまま恵比寿に行きランティスさんにも相談した。
結果、ライブイベントやってみる事にしました。さすが我が地元の松戸市。話が早いぜ。「すぐやる課」があるだけあるね!w

基本コンセプトはこんな感じ。

生のバンドでライブを見せてあげたい。
地方のこの手のアニソン系イベントって予算の関係上カラオケが多いんだよね。
なのでバンドできっちり見せてあげたい。授業だとクラシックとか生で鑑賞みたいなことはあるかもしれんけど、海外に輸出する程の音楽文化になってんだからアニソンだって生で見せてあげたらいいやんけ。

・高校生は条件付無料招待
松戸に住んでる高校生は「条件付き」で無料ご招待。
無料で招待すると猿が多くなるだけなので、「どんだけアニソンを好きか、興味あるかを原稿用紙1枚分に認めて送る」のが条件にしてみる。(ホルモン方式とも言う)
市役所から各高校に通達してもらい、市外の高校に通う人にはサイトからフォームで応募でいいんじゃないかなと。

とはいえ補助金だけじゃバンドイベントの予算を満たすのはむづかしいので、ここでオッさん、兄さん、お姉さん&姐さん方にクラウドファンディングの仕組みを使ってご協力頂きたい訳ですな。以前よりやっていた遠藤会の方式をちょっと取り入れてみる。

例えば最前付近の250席を15,000円で売り出す。無論、通常のチケットの数倍の価格を出してもらうので、数倍のプレミアはつける予定だ。(遠藤会だと出演者とチェキや、限定グッズなど)

で、更にチケットは4,000円(税抜きで)でプレイガイド販売をする。
プレイガイド便利なんだけど手数料とか発券料とかねぇ…。あれ買う方にとってもバカになんねえんだよなぁ。まぁ向こうも商売だからわからんでもないけどさ…。

で、ここでクラウドファンディングの早期購入割引で3,500円(税抜きで)で販売するってのを考えてる。CAMPFIREの手数料が5%なので送料かけても10%よりは安いし。

なのでまとめるとチケットの価格はこんな感じ。

<CF先行発売>
・S席   15,000円(特典あり:限定数250)
・通常席  3,780円

一般発売
・4,320円

こんな感じでイベント出来るといいなぁと。19時終演で地方対策もチリバツで。
出演者はワイ等と先輩後輩系にどたま下げ倒して交渉中でございます。


どうですかね?ご意見あったらtwitterでレスくださいませ。






<お知らせその1>
◯milktubM25 -TOKYO-のライブDVDプロジェクトを今週金曜夜から開始します。

オープニング作ってみました。
https://youtu.be/1zN9hl2_vJ4

あとニコ生で配信してたVerと編集を新たに起こしたのでこちらもチェックしてみてね。
https://youtu.be/frZd_XwP1cs

<お知らせその2>
来週オバコレの決算セールやります。2日限りで最大50%OFFの在庫放出セールです。

デッドストックや交換対応用にキープしてた物を一斉放出!
オバコレ同様に特典もつきますんで是非!(本音:税金払いとうないんや…)

<お知らせその3>
11月のアコギ行脚の石川公演が決定しました!11/19です。
詳細は後日明らかに!久々に宇宙軒が食える!!!やったあああああ!!!


 

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思い起こせばエキサイトblogの更新のし辛さにイライラし、
ブロマガに逃げるも、なんか猫の事書いたらコメント欄で全く関係ない事で
読者同士が喧嘩し始めるしで、なんとなくblogから遠ざかってましたが
9月1日よりこちらでいろいろ駄文を書き連ねていこうと思います。

どうぞよろしくお願いします。

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