立ち止まれなかった。


だって立ち止まったら、生徒、保護者、会社、学校、あらゆる人に迷惑をかけてしまう。

組織の名前と肩書きをかりて、子どもや親御さんのこころとダイレクトに向き合う仕事。どんなに役立たずでも毎月会社からお給料をいただく。

子どもと向き合う者として
サラリーマンとして
組織の一員として

つらいとか苦しいとか
泣いて立ち止まってる暇なんてないでしょう。


そう思えば思うほど、自分を叱咤すればするほど、どんどん苦しくなって胃が痛くなって、明日が来ることが怖くなった。

「義務と責任」が、立ち止まることを許してくれなかった。



 
フリーランスになってよかったと思う。


フリーランスなんて、ただ会社に属してないってだけで、別に自由でもなんでもない。

「好きで生きていく」なんてYoutuberたちの煽り文句を少なくともわたしはなぞれない。生きていくためにわたしはお金がほしい。ハムスターが回し車のなかを走り続けるように、お金を稼ぐために記事をたくさん書き続けた。

楽しいことも嬉しいこともあったけど、苦しいことしんどいこともたくさんあった。自分の中にある違和感と向き合うこともたくさんあった。


それでも
それだから、かも。

フリーランスになって、よかった。


立ち止まることを、許せるようになったから。


つらいなら
苦しいなら
違和感があるなら
働きたくないなら
 

「仕事を、減らそう」


ライターになってからの約2年間
そうやって何度も立ち止まってきた。

仕事を受けなければ収入は減る。ライターの仕事が軌道に乗り始めたあとでも、立ち止まった月の収入は余裕で10万を切った。


でも、それでよかった。

仕事を受けずに立ち止まり続ければ、自分がのたれ死ぬだけ。
あらゆる人に迷惑をかけたかもしれないあの頃より、なんて気がラクなんだろう。

そう思うとこころがラクになる。
そしてまた働く意欲が湧き始める。

結果、感情の波を大きくうねらせながらも、なんだかんだ平穏な気持ちで働き続けられている。


「のたれ死ぬ自由」が、わたしを軽くする。

引き続きフリーランスで、のらりくらりと生きます。


\ しんねん /
  
年末年始はいい具合に廃人だったけどついに今日からいろいろ始動。
明日からフィリピンのバギオで取材の日々なので電車に揺られて関空に向かうなう。深夜にマニラ到着だよ。


ほどほどに満員な電車の中でふらふらしながら星野源のエッセイ『働く男』を読んでたら、源さんが昔書いたらしい短編小説が出てきてな。中年夫婦のほんのちょっと非日常が混じった日常のお話。

それを読んでたらなんだかソワソワしてきて「あーなんかこういうの書きたいいいい」ってどうしようもなくなった。


小説書きたいなーと思うことは度々あったけど、手のつけ方が分からなくて結局いつも最後はゆるりとしたエッセイに終着する。

でも源さんの短編読んでたら「エッセイなのか小説なのかもはや曖昧な日常小説書いてみたいなー」という気持ちになった。夫婦を超えていけ。


「パートナーとネコとほわほわ暮らす」を叶えたい。
理想は具体的に描くほど実現に近づくよーなんて意識高い学生時代に耳タコだったセオリーがこのタイミングで頭をかすめるの。
じゃあさ、その理想をさ、そのままちょう日常的な小説に落とし込むのっていいんじゃないかい。

そんなわけで源さんエッセイそっちのけで頭の中にワードファイルを開き、理想の生活ムービーを上映しながらその風景を言葉にかえる。

最初はほわほわした場面が続いたけど、想像が波にのるほど具体的な問題みたいなものまで出てくる。
「ねえいびきって緩やかな他殺じゃない?」とワードファイルに打ち込んだところでシャットダウン。乗り換えですよ。


毒にもクスリにもならないようなくだらない小説やエッセイを書こう。たまにちょっとエモいやつもいっとこう。
担当編集のAさん、次は「東京との付き合い方」ってタイトルで原稿送るね。



そんな「書く」を、今年は増やしていくつもりです。

\ なにとぞ /



特に「怒」と「哀」のとき。

怒りのままに
哀しみのままに
行動した先には
「人間関係の軋轢」や「死」があったりする。  


感情が高ぶってるときは、想像力が落ちる。

だから、感情任せに行動した先の未来予測がどうしても不十分になる。


感情任せにせず理性的に考えて、行動の先にある未来も十分に想像して、その未来を冷静に受け入れます、だからこうします、なんて言うなら、もう特に言うことはないけれど。

感情的な状態の自分ひとりで「理性的に考えられる」なんて、盛大な勘違いだよ。
誰かに話したほうがいい。


誰かに話さないなら

寝て。10分でもいいから。


それで収まる気持ちなら、出さずに収束させるが勝ち。


その怒りも
その哀しみも

たぶん、ずっと続かない。

だから、一時の激情に身を任せるな。

↑このページのトップへ