昨日こんなニュースを読みました。

本は(特に小説は)、売れていないのです。「映像化」の帯がついて、
初めて一般の方に「お?」と気づいていただける本の何と多いことか。

と書いてある。

先日、出版関係の方と会った時も全く同じことを聞きました。
「小説、特に純文学は恐ろしく売れてないです」と。

月刊はあちゅうはエッセイを書く場所をつくるために始めた、
としつこいほどにいろいろな場所で書いていますが、

cf:初エッセイ本「真夜中にシュークリーム」 #まよシュー - Powered by LINE

エッセイも、小説と並んで
最も売れないジャンルの本です。

先週会った編集者さんは
「今はビジネス書ばかりが売れて、純文学やエッセイは、
アマゾンの30位以下にいかないと見つけられない」とも言っていました。

それくらい、エッセイと小説って
今、売るのも出すのも厳しいです。

書店でも小説やエッセイは棚が縮小していて、
一番良い棚は、
(まだ売れる可能性がある)ビジネス書に
割かれる
という嘆きも現場の方から聞きました。

小説もエッセイも大好きな私にとってもこれはさみしい…。

ビジネス書は、即効性コンテンツです。
すぐにがつんとききます。

なぜなら本には著者が出した、著者なりの答えが、たぶん、書いてあります。
だからそこに書いてある知識やテクニックを人生にすぐ取り入れられる。

そして、小説やエッセイは遅効性コンテンツなんですね。
最初は「効いてんのかな、これ?」と疑いたくなる。

たぶん、本の中に明確な答えはなくて、良い小説やエッセイほど
心に多くの問いかけを残し、読者はその答えを自分で見つけなくてはいけないと思うのです。

(私がエッセイにコメント欄はいらない、っていうのも、私は書くまでで役割を終えていて、
読んで何を感じるは人それぞれでいいや~と思うからでもあります)

cf:コメントの質が媒体の質になる時代。(私がnoteにコメント欄はいらないと思う理由)

即効性も、遅効性もそれぞれに良いところがあります。
でも即効性コンテンツの消費だけでは、
感受性は磨かれないと思うんですよね。

ビジネス書を読むと、知識が増えた気になりますが
逆に小説を読むといかに自分が世界に対していかに無知であったかを知る気がします。

忙しい現代人のこと。

同じ時間を割くなら、
知識をとにかく増やすほうがお得に思えるのも、分かる…。

でも、「だからエッセイや小説は無駄」とは思ってほしくないのです。

もちろんビジネス書の中にも
骨太で、消化するのに時間と体力が必要なものもたくさんありますが

一般的に比較すると、
小説やエッセイのほうは、得るものがあるかどうかが自分次第なので、
すごく、効果がわかりづらいと思います。

これを知り合いの編集者さんは
「小説はじわじわ効いてくるものです」と表現していました。
今はその「じわじわ」が待てない人が多いんだろうなぁ…!

でも、柔らかいものばかり食べて歯が退化してしまうみたいに、
噛み砕き、単純にしたコンテンツの消費体験しかなかったら、
単純なものしか咀嚼できない体になってしまうと思う。
それってすごくさみしいことな気がします。

たまには知識を得ることを目的とせずに
じわじわ効く読書もしてほしいなあと
本に関わる人間の一人として、願っています。

これに関連した、「楽しい無駄」をテーマにしたエッセイも、
近日中に月刊はあちゅうに書くつもりです。
よかったら読んでみてください。

あとエッセイも好評発売中です。
気が向いたら買ってほしいよ!

これが売れないと続編は出せないんだよーーー…!(´;ω;`)(切実)


真夜中にシュークリーム
はあちゅう
毎日新聞出版
2016-02-27


(感想ツイート、ありがとうございますー(´;ω;`)










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