安床エイトオフィシャルブログ

インラインスケートの〈VERT競技〉において過去15年間、常に王者であり続けている現役世界チャンピオン"ヤストコブラザーズ"の兄・安床エイトの公式ブログ。

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僕の趣味はイラストです。
あっ、いや、常に描いているというわけではないので「趣味」と言っていいのかわかりませんが…だけど子供の頃から絵はずっと好きです。見るのも、描くのも。
 
僕のお爺ちゃんも、おじさんも、絵描きでした。そのことが絵を好きになった理由なのか不明ではありますが、そういうことです。
 
子供の頃、おじさんの仕事部屋に入ろうとするといつもひどく怒られてしまいました。しかしそれは子供にとっては全くの逆効果…、怒られると中に何があるのかさらにウズウズ気になります。だから、おじさんの留守中に一度部屋に入ったことがあります。そこで僕は"カラフルなもの"とたくさんのキャンバスを目にしました。
 
昔から僕のことを知っている人なら僕の運動能力の低さはご存知のはずです。走るのも遅い、球技もダメ、体操も苦手…それよりも絵を描いたり、工作を楽しむ子供でした。今の仕事を驚いている友人は多く、僕自身も内心は「奇跡」だと思っています。(笑)
 
運動が苦手だという意識が今の僕のスケーティングを作りました。僕と同じように運動に対して苦手意識を持つ人の気持ちが理解できます。これまでの経験を活かして他のインストラクターができないアプローチでインラインスケートを教えることができるのです。…まぁ、その話はまた別の時にお話ししましょう!
 
とにかく。どちらかというと、僕はこっち。 
世界中飛び回ってカラダを動かすことよりも、家にこもって絵を描いていることを夢見た時期もありました。小学生の頃にはヒーロー物のオリジナル漫画を描いては友達に読んでもらっていました。妹が生まれてからは、妹を喜ばせるためによく絵を描きました。
 
目的は何にせよ、好きで続けていると時々嬉しい機会や奇跡が起こります。展示会をさせていただく機会をいただいたり、舞台のパンフレットの表紙を描かせていただいたり、チャリティーイベントに参加させていただいたり、鳥山明先生に直接絵を褒めていただいたり…!
 
もちろん僕なんかの場合は全て「プロスケーター」という肩書きあってのことですが、それでも時々憧れの職業をちょこっと体験させていただき嬉しく思っています。その度にプロフェッショナルの方々の凄さを実感し、生意気にももっとイメージを上手く表現できるようになりたいと嫉妬するわけです(笑)。
 
そんなことで、利き腕の右手だけはできれば怪我したくありません!
これからもスケッチブックを開いてはイメージをイラストにするため描き続けていきます。EitoYとしてInstagramでも紹介していますので、こちらもフォローして楽しみにしていただければ嬉しいです。
 
EitoYのInstagram > www.instagram.com/eito_y
 
 
 
[グラフィックTシャツ販売開始!]
この度、僕のスケッチブックにあるイラストの中から1つ選んでデザインし、メンズとレディースの「Tシャツ」を作りました!今後も種類を増やしていきたいと思っています。その第一弾となる「MidEight」は、作業を進めるうちに最初のイメージよりもインパクトのある"08"に仕上がりました。
デザインもTシャツも気に入っていただければ幸いです!
 
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オリジナルTシャツ「MidEight」・「MidEight ladies'」
各 ¥3,500(税込・送料込)
購入はこちらのサイトから >  https://steers.jp/u/eitoy

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無事に神戸に戻ってきました。
 
スイスの会場では素晴らしい時間を多くの方々と共有することができました。
また1つ貴重な思い出が増えました。イベントの最後に観客と共に同じゴールを目指す場面が生まれました…!観客は成功しているところが見たい、僕は成功しているところを見せてあげたい、そこから一体感が生まれます。
 
こうして自分が追い込まれた状況に気付いた時、いつも「あっ…ほら、またこの状況だ」と思ってしまう。別にあの状況が得意なわけではありません…、自分の覚悟やメンタルが全ての「結果」に繋がってしまう状況は後で思い返してゾッとすることの方が多いのです。。
 
しかし同じように、インラインスケーターだからこそできる体験は僕にとってどれも大変貴重なものです。人に期待されることも、その期待に応えようとすることも。
 
おかげさまで、普通なら人生で1度や2度あれば十分のような経験をたくさんさせていただいております。そんな時はいつもとにかく必死です、人のために全身全霊をかけて挑んでいます。自分を支えているものは根っこにある負けず嫌いな性格とその場の声援です。
 
こういうことの繰り返しが我々「安床ブラザーズ」の歴史となり、チカラとなり、また次へのモチベーションとなって続きます。このような場面で踏ん張れる技術とメンタルが欲しくて日々神戸で練習しているのです。
 
あの時の会場の盛り上がりは残念ながら文章では伝えられません…。僕は無理矢理に着地したせいで痛めた腰をお土産に帰国となりましたが、己に勝った喜びに比べたら小さな痛みです。笑
 
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今回もスイスでの滞在期間はたった3日間でしたが、「実家」に帰ったような時間を過ごすことができました。子供の頃はあれほどヨーロッパで開催されるイベントが苦手だったのに…、今ではヨーロッパに"帰る"チャンスを待ち続けています。
 
それもそのはず、インラインスケートはヨーロッパ生まれ。
移動手段やエクササイズとして何百年も前から人々の生活の一部でした。
 
そのあり方は今も全く変わりません。公園に行けばあらゆる年齢層の方々がインラインスケートでジョギングし、国によっては警察もインラインスケートを履いています。イベントも豊富です。
 
これが理由で今となってはアメリカにもオーストラリアにもない安心感がヨーロッパにはあるのです。
 
さて、次は10月からのアメリカツアーです。
応援、宜しくお願い致します! 

 
予定通り、イメージ通りいくことのほうが少ないこの仕事。
 
自分自身の調整はもちろんですが、それと同じように現地のハーフパイプのコンディションも重要になります。
 
しかしハーフパイプの設営に関してはアスリートが手出しできません。練習でいくら準備万端に仕上げて日本を出発したとしても、最終的には現場にあるハーフパイプを滑りながら仕上げるしかないのです。
 
ハーフパイプの管理状況(乾燥しているのか湿気があるか)や設置場所、またビルダー(設置担当者)のこだわりなどで状況が決まります。
  
 
今回はハーフパイプのコンディションに苦労しました…。初日はまともに飛べない程苦戦しました。しかし安床ブラザーズは招待されており、ある一定のレベルのパフォーマンスが求められます。今回のような仕事では自分自身の調子に合わせて滑るわけにはいかず、実際に危険で最も集中力が必要となります。
 
 
その場の雰囲気でここは決めなければならない瞬間があります。コツコツ積み上げたものを台無しにするか完成させられるかの分かれ道…。
 
この20年、こうした場面をいくつもくぐり抜けてきました。時には大成功し、時には自分にガッカリする程の大失敗をします…。
 
そんな場面でしか入らないスイッチがあります。そんな時は「もうあんな悔しい思いはしたくない…」と過去の失敗が自分の背中を支えてくれるのです。
 
失敗は無駄じゃない、その言葉の意味を実感します。いまもインラインスケートは僕に色々な学びを与えてくれます。

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