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転売屋の餌食にされた!4月22日におこなうオリラジのライブの話だ。餌食になっていることを知ったのは、Twitterでファンの方から報告をいただいたからだ。

「80枚ものチケットが高額で転売されています!」

チケットキャンプというサイトで80枚ほど転売されていた。
報告の前からなんとなく違和感はあった。いつも以上に先行販売の予約があったのはまだいいとして、常連客の方々が口々に「先行の抽選に外れた」と言っていたからだ。

転売屋の買い占め事件は、最近の記憶に新しいところでいうと、小島よしおさんと狩野英孝さんの合同ライブ買い占め事件だろう。前売りが完売していたのに、当日のイベントでお客さんがほとんど来ずにガラガラだったというニュースがあった

ほとんどのニュースで「嫌がらせ」と報じられていたが、これは間違いなく転売屋の仕業だ。私はそう考えた。

お笑いライブが今まで転売屋の餌食になっていなかったのは、単純に音楽ライブに比べて規模が小さかったからである。それがなぜ音楽ライブからお笑いライブに流れてきたか。

それは、音楽業界が転売屋の撲滅に本気を出し始めたからである。業界全体で去年の夏に声明を出したのがニュースになった。

音楽業界は設備投資をして、仕組みを変え、人員を動員し、転売屋を撲滅する動きを始めた。一方、お笑い業界はその存在すら知らない丸腰状態。そして、チケット後進国お笑い業界に転売屋が流入してきたという経緯だ。

音楽業界の転売屋撲滅声明が2016年8月。
小島狩野ライブ事件が2016年12月。
そして、2017年4月にオリエンタルラジオのライブが餌食になった。

時系列的にも辻褄が合う。

事態は把握した。どう対策を取るか。
所属事務所であるよしもとに相談したところ返答はこうだった。

「こちらとしては取るべき対策が思いつかない。お客さんに高額転売チケットの不買を訴えるしかない。」

消極的な対応だ。しかし事務所はただのエージェントであって、我々タレントはいつだって唯一の経営者だ。我々の仕事は自分自身で守るしかない。そう切り替えた。

まずは事務所も言っていたように高額転売チケットの不買と、通報をファンの皆さんにお願いした。洗いざらい経緯を話すとファンの皆さんは快く協力してくれた。

「チケットキャンプで通報してきました!」

「不買を徹底して、転売屋があきらめて定価での譲渡かキャンセルに踏み切るのを待ちます!」

頼もしいお客さんたちだった。
しかし、事態は全く改善しなかった。
しばらくするとお客さんから報告が来た。

「集団で、毎日通報しているのですが、まったく効果がありません!」

チケットキャンプの規定をよく見ると、サイト内に悪質転売を通報する機能はあるが、通報を受けたあとどのような対策を具体的に取るかは書いていなかった。

この世界はいつだってグレーだ。
それを全て是正することはできない。
転売されたチケットはもうしょうがない。
しかし次のライブは、絶対に転売屋が介入できない仕組みを作る。

私はそう決意した。
5月にもう一度ライブをやる。
全てを解決してみせる。

まず、脆弱だった販売プラットホームを見直した。よしもと芸人は半強制的に「チケットよしもと」でチケットの販売をさせられるのだが、これがザルすぎる。変えよう。

まず、転売屋が買いづらいプラットホームがいい。そして、売りづらいプラットホームがいい。

そしてピーティックスにたどり着いた。

QRコードによる電子チケットならば、転売屋も売買がしずらい。そのうえ、再販サービスまで導入している。ここしかない。

よしもとにチケットよしもと以外での販売について相談したが「前例が無いので確認に時間がかかる。おそらく無理。」と消極的な対応。

なら、自分たちで立ち上げる。
それがこのライブだ。

このライブで、テクノロジーによる勝利宣言をしたい。結果はその日明らかになるだろう。
以上が現在までの我々の戦いの経緯です。
皆さんはこの件をどう思いますか?